kyk32’s blog

大学入試のブログを書いています。(出版に負けるため一度ここで止めます)

10. おすすめ参考書の紹介

まず、必要最低限の参考書を各教科分けますと、

英語→単語帳、文法書

国語→古文単語帳、漢文書

社会→教科書 or センターレベル参考書、歴史選択は加えて一問一答

理科→教科書 or センターレベル参考書

数学→センターレベル参考書

と、あくまで必要最低限の参考書ですが、1教科1〜2種類でまとまります。あとは過去問主体ということで、特にセンター試験はこの中だけで十分だと言い切れます。私大の一般や国公立2次試験では内容によって、プラスアルファーとして数学と理科の応用書や、英語の問題内容に沿った専門書などが付いてきます。参考書を多く使う勉強法もありますが、そちらも否定はしません。異なる参考書を使うことで、穴埋めのように重なった部分以外の知識も蓄えられるというメリットもあります。勉強というのは、その人に合ったやり方があり、全員十人十色で適合性が異なることが当たり前です。私からはあくまでも一意見としていいますが、効率性や吸収性を考えた場合だと、少ない参考書での学習法が有利になると考えています。例えば、一度目に読むときに完璧に覚えようとすることは欠かさないでほしいのですが、それでも完全に覚えきれる方はかなり少ないかと思います。自分の感覚では完璧だと感じていても、日数が経つとわずかな部分は抜けているのです。そのため、一ヶ月あたり先にもう一度読むことによって、大きく定着されます。実はこの方法が暗記としてとても効果を発揮し、定着力が高くなるのです。そのために、参考書を変えずに、同じ参考書を大事にすることが求められるのです。

では、文章だけになってしまいますが、おすすめの参考書例を紹介していきます。

まずは英語の単語帳です。私の一推しは、「システム英単語」になります。略してシス単ですが、例え東大であろうと、センターも通してどこの入試にでも有能です。おそらく、最もメジャーな単語帳はターゲット1900になるかと思います。私も使っていた時期はありましたが、覚えやすいというメリットの反面に、一義しか載っていないという物足りなさにデメリットがありました。実際ターゲットでの知識で英文読解をした際、意味を履き違えてしまった箇所が何度もありました。正答にもなかなか辿り着かず、苦労してしまいましたね。はっきりいってしまうと、単語は「英語の命」です。単語あっての英語となり、逆を言えば単語さえわかれば英文を理解することができます。もちろん、難関入試では意味のわからない単語がたくさん出てきますが、そのケースではまた違う解き方で進めるため、後ほどの記事で説明します。よって本来の場合は、単語をわかりきっていれば英文のほとんどの部分が理解できてしまうのです。シス単の場合、実際に英文で出るケースにあてているため、入試問題にも正確に適合するということが最ものメリットとなります。また、意味も一義に限らず、イディオムや語法なども含めて載っています。ですので、シス単では欠かすことなく全ページを覚える勉強によって、他の参考書を使う手間が省けるのです。よって、一冊の中に詰まっているということになります。補足でもう一冊紹介しますが、私も一部分を頼った参考書なのですが、「東大鉄緑会 鉄壁英単語帳」も優れています。文法から超難単語まで、全てといっていいほど掲載されています。しかし、その分辞書みたいに分厚い単語帳となっているため、こなすことにかなりの時間が必要です。高校3年生以上の受験生にとっては、時間配分でロスが大きいため、薦め難いです。ターゲットとは裏腹に、量が多すぎるというところがデメリットとなります。そしておすすめする文法書では、「ネクステージ」を紹介します。これは最もメジャーな参考書のはずなので、認知度も高いです。他のヴィンテージなどと比べて優れているところは、オーソドックスなため要点がわかりやすく、センターに求められるアクセントや文法出題部分までカバーしているところです。ただし量が多いため、受験までに仕上げられない方もよく目にします。ここで大切なポイントは、演習問題などを無理して解かないことです。この演習問題はほぼ全大学の過去問から一部分を引っ張ってきているため、前述した通り、自分に必要のない部分を汲み取っているとしても過言じゃないです。なので、ページの左側に演習問題、右側にその暗記事項にあたる部分が掲載されてますが、左側の演習問題には目を通さず、右側の暗記事項を覚えることだけで十分です。また、ページの後半にあるイディオムや会話文などでは、自分の受ける試験に必要だと感じた際に手をつけてください。センターでも会話文は出題されるのですが、会話文事項の暗記力というよりも前後の文脈から判断する力が求められがちなので、センターのためには必要ないと思います。もちろん余裕がある方は手をつけてほしいですが、その分他の勉強で稼げそうな人は、ぜひそうしてください。このように、文法書のネクステでは省ける部分が多いため、長時間を要さずにこなせるメリットがあります。この記事の最後にもう一つおすすめするのが、有名予備校講師の参考書です。この方は元東進ハイスクールで人気を誇る講師であり、現在はネットアプリでの講義によるスタディサプリの講師を務めています。評判通りかなりわかりやすい英語の著作を書いており、私も感謝しているほどお世話になりました。あくまでプラスアルファーとしてのおすすめなのですが、「関先生の世界一わかりやすい英語長文読解」、「関先生の世界一わかりやすい英文法・語法」という本です。この通り関先生という方の本なのですが、センターシリーズと同様な黄色本です。先生が丁寧に解説している内容となり、理解を大幅に深めることができます。私は元々英語が苦手だったため、理解に対する意識が低かったのですが、この本を通して理解力自体はかなり高めることができました。その他にも難関大学に即した対策本も出されていますので、余裕のある方はぜひおすすめします。

次の記事から国語以降の紹介を続けます。