kyk32’s blog

大学入試のブログを書いています。(出版に負けるため一度ここで止めます)

6. おすすめの私立大学入試法 その他

MARCHの特徴から説明します。全大学の問題を解いたことないので一概にはいえませんが、主に英語は長文型と文法型に分かれるかと思います。明治大学では、全学部統一入試において長文問題のみ出題されます。穴埋めで文法や語法を問うこともあるのですが、読解が中心の構成となっています。法政も長文主体となっており、話をきくと中央も7割型長文くらいです。対して青学と立教は、並び替え問題や文法問題も多く出題されており、どちらかといえばセンター試験と構成が似ている感じです。立教大学は他を例に出すならば、上智の英語と近いかもしれません。どこが狙いやすいのか、は各大学の学部ごとに異なります。前の記事で紹介した大学と比較すると、MARCHやこれから紹介する以降の大学では、全学部統一入試や後期日程など同じ学部でもチャンスが分けられるのです。よく聞く話では、全学部統一入試の方が難易度が上がるということなのですが、絶対そうだとは言い切れません。明治を例に出すと、全学部統一入試の日程が2月の頭の方と早いため、早慶と併願がしづらいのです。よって、明治はデータや問題の難易度から把握しても、全学部統一入試の方が比較的チャンスだと思います。他の大学も同様のケースがあります。特に青学では、国公立の本番と近い時期にメインの入試があり、そこはレベルが高くなりがちです。それよりも早い日程で決めにいくことがより無難になります。そういった入試制度の面にも目を向けることによって、狙いやすいところが徐々に現れてくるのです。自信がなくても腰を引かずに、どんな方でもチャンスはあるものだと思って受けてください。

成城や成蹊は構成が似ており、文法や語法問題も多い傾向です。合格点が高めなので、得意分野などで伸ばすことを目指してください。國學院や明学では学部が多いこともあり、狙いやすいところが見つかるはずです。國學院の神学部などが例です。明学は英語の問題が難しいと耳にします。クセのある問題は過去問をより多く積むことが得点率のアップにつなげられます。

日東駒専では、問題の共通性が多いです。駒澤と専修は極めて似ており、日大と東洋も含め問題構成、難易度があまり変わりません。日大の特徴として、一番生徒数の多い大学ということもあり学部の数が圧倒的に多いです。首都圏に絞らなければ、日大だけでも選択肢はかなり広がります。そのため併願もしやすく、合格できる可能性も上げられます。東洋の特徴は、試験に複数受けられることと、夜間の学部が活発になっていて併願しやすいことです。東洋は中期日程、後期日程までほぼ全学部で実施しているため、チャンスが大きいです。また、夜間の学部もほぼ全学部にあるというところも抜きん出ており、昼間学部との試験で併願可能です。この点が東洋をかなりおすすめできるポイントです。最後まであきらめないことが、一番合格に近づけることに結びつきます。駒澤はこの4大学の中でも比較的レベルが高く、ボーダーも高いため得意分野で点数を稼ぐことが合格のポイントとなります。特に仏教学部が狙いやすいところです。専修大学も同様に、とれるところをとっていく、ということをこなしてください。

長くなるため次の紹介で一旦止めさせていただきますが、関関同立に着目します。英語と政経の問題を少し解いたことがあるのですが、MARCHと比べても難しい方です。そして、同志社は飛び抜けてレベルが高いです。別名「西の早稲田」と呼ばれていますが、過大評価しているわけではなく、本当にその通りだと思います。私の友人も早稲田に受かっても、同志社の第1志望に落ちたりしています。京大や阪大を併願する方々でも落ちるとうわさを聞くほど、驚くくらいにレベルが高いです。どういったところの難易度が高いかというと、まず英語が難しいです。長文問題が主体ですが、かなりクセのある英文であり、早稲田よりも読解が難しいです。そして、選択科目の社会の難易度がかなり高いのに、ボーダーも高いため厳しくなります。偏差値換算をしているため、一問が命取りになると聞きました。用語の書き取り問題が多く、確実に高得点を取れません。このように、同志社が飛び抜けて高いのですが、他の3大学も負けないくらい難しいです。しかし、どれも総合大学であるため、狙いやすいところはでてくるはずです。詳しくわからないため深く説明できませんが、この大学の中でもボーダーが低いところや難易度が低いところはあると思います。そういったところも狙っていくことが、ポイントとなります。

このように、私立大学を説明していきましたが、次の記事では早稲田の一般入試、センター利用の違いについて述べます。